明治維新150周年　ファミリーマートと街歩き─大隅半島編─

明治維新ゆかりの街歩き第3弾は、本土最南端に位置する鹿児島県大隅半島へ。桜島と陸続きの半島西岸は鹿児島湾（錦江湾）に面し、風光明媚な海岸線ドライブが楽しめます。この自然豊かな地を愛し、狩りなどで長期滞在していた人物が維新三傑の一人、西郷隆盛です。今回は激動の時代に思いをはせながら、のどかな風景に癒される旅をご紹介します。ファミリーマート新店のご案内もあります！

垂水エリア

海潟・江ノ島

鹿児島市中心部からフェリーで桜島に渡り、陸続きで大隅半島の垂水市へ。「海潟さくら公園」に隣接する海潟漁港は、波穏やかな鹿児島湾に浮かぶ無人の小島・江ノ島と、雄大な桜島が一望できる景勝地です。周辺は2001年の映画「ホタル」のロケ地として有名になりましたが、今年は大河ドラマ「西郷どん」のオープニング映像に使用されて再び注目を集めています。戦国時代の公家・近衛信輔が絶景を目にして、「鎌倉の江の島に似たり」と感嘆したことから「江ノ島」と呼ぶようになったとか。海潟は名湯といわれる良質の温泉が湧くことでも知られているので、時間に余裕があれば近くの銭湯にも寄ってみませんか。

近くのファミリーマート「北方浜平店」NEW OPEN！

2018年11月9日に「北方浜平店」がオープンしました。佐多街道沿い（国道220号）で立ち寄りやすく、イートインスペースも広くてカフェのようにゆっくりくつろげます。ぜひご来店ください。

隣接する道の駅たるみずはまひら

鹿児島県垂水市浜平2059番地3
Tel.0994-31-3031

ちょっと寄り道...

神川海岸の影絵アート

佐多街道を南下していると、神川海岸に黒い物体がずらり！何ナニ？と車を降りて近づいて見ると、影絵が楽しめる手作りアートが設置されていました。日光があたり砂浜にできるシルエットがインスタ映えすると話題になっているようです。特に夕日の時間帯が美しく幻想的とか。通りかかったらアーティスト気分で傑作を撮ってみませんか。
※展示作品は季節によって変わります。

根占エリア

西郷南洲翁宿所

南大隅の西郷隆盛ゆかりの地といえばここ。ウサギ猟に出かける際に宿泊利用していたのが、この平瀬家でした。本屋は当時のまま残され、屋内を見学することもできます。当時使用したという石風呂や手水鉢、西郷さんの猟銃が暴発したときにできた弾痕まで残っていて、郷土の偉人を身近に感じられます。松林や沼など周囲の美しい風景を好んでよく訪れたという西郷さん。ここで西南戦争の発端となる事件発生を知らされ、最後の休息の地となりました。

宿の当主だった平瀬十助さんの子孫である５代目・平瀬十助さんと記念撮影。
見学される方が当時を体感できるように、定期的に宿所や庭の手入れをされているそうです。（大正５年に建立された「宿所の碑」の前で）

雄川の滝

大河ドラマ「西郷どん」のオープニングに映る絶景の滝として、県内外からたくさんの観光客が押し寄せる話題のスポット。駐車場から展望台まで1.2kmの遊歩道があり、清らかな渓流の景色や音に癒されながら20分程で到着します。落差46m・幅60mの滝ですが、晴天続きだったこの日は水量が少なめ。でもその分、コバルトブルーからエメラルドグリーンに輝く透明度の高い滝つぼの美しさは圧巻！（水量が多いと濁ってしまうそうです）アーチ状のゴツゴツした岩壁もダイナミックで幻想的な雰囲気を生みだしています。地元・鹿児島でもこれまであまり知られていなかった秘境。マイナスイオンたっぷりで、心の洗濯にぴったりです。
※遊歩道は勾配があるので、身動きしやすい服装でお出かけください。

ふっくら生地とたっぷり具材の「中華まん」＆コク深く後味すっきりの「ドリップコーヒー」。美景を前にするとおいしさも増します！

台場の公園・薩英戦争砲台跡

遠くに対岸の開聞岳を望む、錦江湾の大パノラマが素晴らしい公園です。ここに薩英戦争時につくられた砲台が現存し、当時の大砲も復元展示されています。花崗岩で築いた石垣（台場）は60mにわたり構築されましたが、実際に砲弾を撃つことはなかったそうです。鹿児島湾沿岸につくられた台場の中で、原型をとどめているのはここだけという貴重な史跡。150年という時の流れを実感してみてください。